top of page
Ca_経営者の学校ロゴ.png

「地域一体薬局」を掲げて、着実にシェアを拡大中!【事例紹介シリーズ②】

  • 2 日前
  • 読了時間: 4分




───────────────────────────────────

「地域一体薬局」を掲げて、

調剤薬局とドラッグストアで

着実にシェアを拡大中。

───────────────────────────────────

今回は、福岡市を中心に調剤薬局とドラッグストアを展開している株式会社大賀薬局の

代表取締役社長・大賀崇浩さんに、競合との差別化と1位づくりについてお話を伺いました。


山内経営株式会社 代表取締役社長 山内修



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q.1 最初に注力したランチェスター経営の戦略は?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「何で1位を取るか」から考えました。当社の主力商品は医薬品ですから、差別化は難しい。

そこで、地域で1位を取ることにしました。福岡市とその近郊を重点地域とし、調剤薬局を増やしました。ランチェスター経営を学び始めた6年前は8%だった調剤薬局のシェアは、現在13%になっています。


ドラッグストアでは、薬剤師のいるドラッグストアとしてシェアNo.1を目指しました。

薬剤師がいないドラッグストアは、第1類医薬品の販売ができません。薬剤師を店舗に置くことで、

第1類医薬品という商品戦略にもなるわけです。


福岡市内で薬剤師のいるドラッグストアは、全体の25%しかありません。

現在、大賀薬局は全店舗に薬剤師がいます。

「薬剤師に相談ができて、第1類医薬品が買えるドラッグストア」として、シェアNo.1を誇っています。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q.2 競合の多いドラッグストア業界で、どんな差別化を?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


当社のドラッグストアの強みは、薬のプロがいること。

同じ強みを化粧品部門にも活かそうと、全店舗に必ず1人は美容部員を置くようにしました。

化粧品のプロとしてお客様のお役に立てるよう、自社内に資格試験制度を設けて、

スタッフの育成も行ないました。今では、男性スタッフもライトカウンセリングができるようになっています。


顧客台帳もほぼ電子化して、データを一元化しました。大賀薬局のドラッグストア全店舗で、会員カードからお客様のカルテが確認できます。薬は飲み合わせを注意する必要があるので、カルテを基に薬剤師のチェックを受けて、安心して購入することができます。


この戦略で、お客様に「大賀薬局は相談できるドラッグストア」という認識が定着しました。

「説明を聞いて、良い品を買いたい」と思うヘルスケア商品やコスメは、当店で購入するという差別化ができました。その結果、郊外店では他店と競合しなくなりました。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q.3 経営計画に掲げている「地域一体薬局」について、具体的に教えてください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


地域の調剤薬局とドラッグストアの店舗数を増やすこと、全店舗に薬剤師・美容部員を置くことに加え、緊急時に備えて調剤薬局2店舗とドラッグストア3店舗を24時間開局しています。

夜間の緊急時は、当直の薬剤師が電話で相談を受けて配達するという在宅対応もしています。


また、以前から地域の皆様に「どうして薬局が必要なのか」を伝える媒体が欲しいと思っていました。それで誕生したのが「薬剤戦師オーガマン」です。

医療費の削減を目標に、病気予防・残薬問題・薬育を広める薬剤師のヒーローです。

大学時代に学んだCM制作が役に立ち、子どもたちをターゲットにした様々なコンテンツを制作しました。


行政との連携も決まり、2022年には福岡市の薬育プロジェクトで、105カ所の幼稚園や保育園でイベントを行ないました。

「子どもたちが手洗いやうがいを進んでするようになった」

「薬を残さず飲むようになった」

と保護者や保育士の皆様から喜びの声が届き、地域に根ざした活動に手応えを感じています。


▷ 園児向けのイベント/薬剤戦師オーガマン


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Q.4 ランチェスター経営を実践して良かった点と、今後の展望を。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


自信をもって決断ができるようになりました。

オーガマンの企画には最初、社員の多くが反対しましたが、「前例がないからこそ挑戦しよう」

と社員を説得することができました。ランチェスター経営を学んで、間違っていないと判断できたからです。

やがて、オーガマンが子どもたちの人気を集め、当社の認知度が上がると、社員も納得して活動してくれました。


今後は地域一体薬局として、さらに「地域になくてはならない存在」を目指します。

また時流に乗って、既存事業を活かした周辺事業にも着手していきたいと考えています。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

山内的視点

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


大賀社長はランチェスター経営の理論を咀嚼して、自社に応用する力を持った方です。

地域No.1を目指す経営を実践され、店舗のシェア率も売上も6年前の約1.5倍という成長を遂げています。


社長一人で3年間勉強された後、幹部と一緒にまた3年間学ばれました。

ランチェスター経営が幹部に浸透したと感じて、来期から戦術リーダーとなるマネージャークラスの研修も始めるとのこと。

今後ますます成長し続けるでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


本日は以上です。また次回事例紹介をいたします。お楽しみに♪

ランチェスター経営塾入門講座へのリンクボタン
教材販売へのリンクボタン
bottom of page